友達にお金を返してもらう、気まずくならない頼み方

大切な人にお金を返してほしいと言うこと。誰にも教わらないまま直面する数少ない場面のひとつです。難しい理由と、実際に効く方法をまとめます。

読了 7分

友達に38ユーロ貸したまま、6週間が過ぎました。顔を合わせるたびに頭をよぎるのに、何も言えない。そして言わないまま時間が経つうちに、その金額は最初より重たいものになってしまいました。

これはお金の問題ではありません。38ユーロで人生が変わる人はいません。問題は、返してほしいと言うことが別のものを賭けてしまう点にあります。けちだと思われる不安、気まずくさせてしまう怖さ、そして友達との関係が貸主と借主の関係に変わってしまうような嫌な感じ。こういう場面での振る舞いは、誰も教えてくれません。

ここでは実際に効く言い方と、そして何より、二度と頼まずに済むように事前に整えておくことをお伝えします。

なぜこんなに言い出しにくいのか

3つの仕組みが重なっています。悪い対応の理由がすべてここにあるので、ひとつずつ名前をつけておく価値があります。

その場では黙っているほうが安く済みます。 何も言わなければ目の前の気まずさは避けられます。その代わり、何週間も続くもやもやを引き受けることになる。割に合わない取引ですが、毎日ひとりでに同じ計算をやり直してしまいます。

時間が経つと、お願いの意味が変わります。 翌日に言えば、それは事務連絡です。2か月後に言えば、それは非難になります。「なぜ自分から返さなかったの?」という問いが暗に含まれてしまうからです。きつく響かせているのは、お願いそのものではなく、待った時間のほうです。

相手はたいてい忘れています。 ここを誰もが軽く見ています。ほとんどの場合、悪意はまったくありません。いくらだったか覚えていない、もう払ったかどうかも分からない、そして相手のほうも聞き出せずにいるのです。

効果のある4つの言い方

共通点は3つあります。正確な金額を示すこと、その内訳がどこから来たかを言うこと、そして相手に逃げ道を残すことです。

数字を添えた、淡々としたリマインド。 「そういえば、この前の週末の分、そっちの負担は38ユーロだったよ。口座番号送っておくね」 正確な金額と理由があれば十分です。謝罪も、言い訳も、「こんなこと言ってごめん」も要りません。謝ると、当然のものが施しに変わり、状況はより気まずくなります。楽にはなりません。

全員に送る精算メモ。 「旅行の会計まとめたから、内訳送るね。抜けてるのがあったら教えて」 これが一番効きます。特定の誰かに向けたものではないからです。請求しているのは資料であって、あなたではありません。しかも「訂正して」と誘うことで、自分の数字を押しつけているという印象を消せます。

相殺の提案。 「3月のごはん代からいくと、だいたいトントンで、残り12ユーロくらいだと思う。これで清算にしない?」 しょっちゅう立て替え合っている2人のあいだで使えます。貸しを取り立てるのではなく、いったん帳尻を合わせる話になるので、受け取る側もずっと楽です。

一度リマインドしたあとの再確認。 「38ユーロの件だけ、もう一回。分けて払うほうが楽なら、あるいは今月後半でもいいから言ってね」 時期をずらす、分割にする、という選択肢を先に開くことがすべてを変えます。返せないから返さない、そして黙っているのは忘れているからではなく恥ずかしいから、ということが実際にあります。

切り出すタイミング

3つあり、本当にいいのはひとつだけです。

その場ですぐ、が最善です。 食事が終わったとき、店を出たとき、帰ってきた日の夜。支出の記憶が新しく、全員が金額を覚えていて、この時点ではまだ単なる情報伝達です。

あらかじめ日を決めておくのも、ほぼ同じくらい良い方法です。 旅行の最初に「日曜の夜に精算しよう」と決めておけば、清算は予定されたものになり、だから角が立ちません。日付は分かっていたのですから、誰も落ち度を問われません。

気になって仕方ないなら、もう遅いのですが、それでも今日が適切な日です。 定期的に頭に浮かぶなら、その話題はすでに関係のなかに存在しています。黙っていても消えず、居座るだけです。今日の短い一言は、3か月の言えなさより安く済みます。

そもそもやらずに済むはずのこと

ここまでの言い方は、すべて後始末です。手前にある欠落を埋めているにすぎません。つまり、誰がいくら負担するのか、あなた自身を含めて誰も把握していなかったということです。

その都度つけていく、全員が見られる記録があれば、お願いすること自体がなくなります。払うよう強制するからではありません。この状況をつらくしていた要素を取り除くからです。請求する人と請求される人がいなくなり、2人が同じように見ている数字だけが残ります。

Kotisso はまさにそのためのものです。立て替えたらその場で、10秒で記録する。誰もが自分の収支を、聞かなくても見られる。ここが肝心なところで、収支は請求ではなく、状態です。そして最後に、アプリがゼロに戻すための最短ルートを提案します。送金の回数は、多くても参加人数より1回少なくて済みます。

記録は表計算ソフトやPDFにも書き出せます。これが一番やっかいなケース、つまり異議を唱えている相手に会計を送らなければならない場面を解決します。1行ずつ明細のある資料なら話し合えますが、記憶で言った金額は弁明するしかありません。

精算に関わる機能はすべて無料で、銀行口座を連携する必要もありません。

よくある質問

いくらから言うべきですか? 問題は金額ではなく、それが何回頭に浮かぶかです。毎週思い出す5ユーロには一言の価値がありますが、本当に忘れていた50ユーロにはその必要はありません。

それでも返してくれない場合は? 間隔をあけて2回リマインドし、分割払いも提案したなら、そのお金は戻らないものと考え、催促をやめてください。そこであなたはお金と関係のどちらかを選ぶことになります。なりゆきで押しつけられるより、自分で選んだほうがましです。そのあとに意味のある判断はひとつだけ、その人のためにはもう立て替えない、ということです。

カップルやシェアハウスの細かい金額も請求すべきですか? それは貸しではなく、常に動き続けている収支であり、それが普通の状態です。大事なのは1件ずつ請求することではなく、日を決めて帳尻を合わせることです。

細かい人だと思われずに頼むには? あとから、ひとりに対して数えるのではなく、先に、全員について数えることです。最初に宣言された精算がけちだと受け取られることはありません。同じ数字が3週間後に出てくれば、そう受け取られます。

頭の中で計算するのはもうやめましょう

Kotisso は誰が何を払ったかを記録し、残高をその場で計算します。精算は無料で、銀行口座をつなぐ必要もありません。

グループを作る

あわせて読みたい